クレアチニンキナーゼとは

クレアチンキナーゼとは筋肉の中に含まれる酵素のことで、これを測定することで一部の筋肉や組織の障害、特に致命的なものの判別に役立つものです。

 

筋肉を動かしたときに代謝物として発生するクレアチニンと比べ、クレアチンキナーゼは主に筋肉や組織の細胞が壊れたり死んだりしたときに血液中に流れ込むため、重大な病気の発見に重要なのです。

 

クレアチンキナーゼの上昇によって発見される疾患は複数ありますが、代表的なものは心筋梗塞や脳梗塞です。血栓が詰まり血液がいかなくなった先の心筋や脳組織は全て死んでしまうため、これらのクレアチンキナーゼが全て血管中に流れ込み、血液中から大量に検出されます。

 

その他筋炎の類いや筋ジストロフィー、各種ガンなどが疑われます。もちろん、大きな怪我を負っているときも上昇します。

 

心筋梗塞は発作が起きれば一発でわかりますし、脳梗塞も比較的早期に本人や周りの方が気付くと思いますが、特にガンは種類によっては早期にほとんど症状が出ないこともあり、クレアチンキナーゼが早期発見のきっかけとなることもあります。

 

外傷によっても上昇するため、多少の高値は気にされないことが多い数値ですが、もし基準値を外れていたら軽視せずに念のため検査を受けてみるなど、身体の異常を疑ってみるのが安全です。基準値は男性が50〜250IU/l、女性が45〜210IU/lで、筋肉量の差から男女で基準値が異なっています。