クレアチニン身長係数とは

クレアチニンは筋肉からの代謝物であり、その他から産出されることはないため、腎臓の状態以外にもクレアチニンを用いてその人の体の状態をうかがい知ることができます。それは、クレアチニンを作り出す元である筋肉量がどうであるか、ということです。

 

平易にいえば、自分のクレアチニン総排泄量が平均的なクレアチニン排泄量と比べることで、多ければ骨格筋量が多いと推定され、少なければ骨格筋量も少ないと推定されます。この比較に使用する数値をクレアチニン身長係数(CHI)といいます。

 

クレアチニン身長係数はその人の24時間クレアチニン総排泄量を標準クレアチニン総排泄量で割ることで得られます。標準クレアチニン総排泄量は標準体重×クレアチニン係数(男=23、女=18)で求められます。

 

例えば、身長170cmの人ならば標準クレアチニン総排泄量は標準体重約63.5×クレアチニン係数23で約1460となります。ですので、自分の24時間クレアチニン総排泄量を1460で割れば求められます。標準と同じならば1(100%)になります。

 

クレアチニンの排泄量からクレアチニン身長係数を割り出すことで、その人の単純な筋肉量や、あるいは栄養吸収状態など、対象者の状態によって様々な情報が得られます。

 

例えば栄養障害が潜んでいることもわかりますし、高齢で骨格筋の分解が進んでいるかどうかの判断も簡易的にできます。主に栄養学を学ぶ人に役立つ知識と言えるでしょう。